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ビジネス書100冊読むより役に立つ」とサラリーマンの間で評判!
スポーツ医学の専門医が解き明かす! |
仕事がつまらない、他人がうらやましい、失敗が怖い、最近笑っていない。もし、あなたがそんなことを感じていたら、勝ちを逃す思考パターンに陥っているかもしれない。9割の人間はネガティプ思考だというが、そんな呪縛を解き放ち、自分の人生を「勝ち」へ導き、元気に生きるためのコーチングが、ビジネスマンの間で静かなプームとなっている。 |
“勝ち体質”に導く必読書を発見した!
勝利至上主義はもう古い |
良い選手、勝てる選手ほど、自分のことをよく知っている |
昔と比べ、スポーツシーンが変わりつつある。
たとえば、アメリカで活躍するイチロー選手やマラソンの高橋尚子選手。2人とも、のびのびと楽しそうにプレーし、さらりと勝つ。そこにはかつてスポーツにつきものだった「根性」とか「苦しい、つらい」というにおいはない。
彼らは特別なのだろうか。いや、そうでない。トップアスリートたちの「勝ち体質」は、優れたセルフコーチカが生み出したもの。そして、ちょっと考え方を変えるだけで、私たちにもその力がつく、と説く本が、講談社+α新書から出ている「弱さを強さに変えるセルフコーチング」(本体780円)だ。
著者の辻秀一氏は、エミネクロスメディカルセンターを主宰するスポーツドクター。スポーツ心理学やスポーツ医学に基づいたカウンセリングで、多くのスポーツ選手や子供たちを、「勝ち体質」へと導いてきた。
「自已犠牲をよしとする根性主義や優劣に価値を置く勝利至上主義は、もう時代遅れ。今の時代、勝利のキーリードはPlay hard。一生懸命に、楽しんでやる(Play)ことが大切です」
この考え方は、ビジネスや教育など、スポーツ以外の分野でも共感を呼び、講演会に大忙しだそうだが、「仕事もPlay businessでなくては、いい結果は得られませんから、この状況も楽しんでいます」という辻氏は、さらに次のように語る。
「いい人では勝負に勝てないというのは嘘。人間としてのすばらしさが、勝利を導くのです。その証拠に、タイガー・ウッズ選手やイアン・ソープ選手は、自分に不利な場面や負けたときでも、相手の選手を心から応援し、称賛します。彼らの技術はまねできないけど、心を学ぶことはいくらでもできます。実は勝利の法則は、その心にあるのです」
この本では、その法則を57のビジネスケースにあてはめて、ロールモデルとなる選手を例にしながらコーチカを養っていく。オリンピックやワールドカップの名場面や、選手たちの名言を例にあげているから、思い出のシーンが鮮やかによみがえる楽しさもある。 |
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仕事運を高めるコツは自分のよさや強さを意識すること |
タイトルは『弱さを〜』とありますが、本当は弱さがあってもいい。弱さを悩むより、自分のよさや強さをしっかり意識することが、自信を回復し、仕事運を高めるコツなのです」
いやな上司や宇宙人のような部下に悩まされ、青色吐息のビジネスマンは、読んだほうがいい。「飲み屋のお姉さんに会いに行くのと同じくらい、元気になれる」と、辻氏が保証する。 |
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